アメリカ合衆国生まれ。イリノイ大学、イリノイ州立大学、ハワイ大学を経て、ミシガン州立大学大学院修了。専門は応用言語学。大学院修了後、アメリカ、サウジアラビアなど諸外国で語学研修・研究を重ね、言語学、教育学のみならず、科学・解剖学的分野からの語学訓練法開発に着手。
著作に「英語の発音ザ ジングルズ(CD付)」レベル別シリーズ他がある。
アメリカを中心に環境保護活動にも積極的に取り組んでいる。
私は長年世界の言語に関わる中で、音声学と音素学の研究を続けてきました。そしてさらに音を生み出す人間の身体の機能の科学的分析・解明に取り組んできました。私の研究では、日本人が外国語に弱いと言われる原因は遺伝子とは何の関係もありません。これはアメリカ生まれの日系2世、3世がネイティブと全く同じ英語を話せることでわかります。
言語関連の筋肉はある程度、根深いところで長く生き残ります。そのため日本人が英語を口にすると日本語を話すための筋肉の影響を受けてしまい、英語らしい発音からかけ離れてしまいます。
私はこの点に着目し、通じる美しい発音を身に付け、英語を習得する手段としてザ ジングルズを開発しました。英語をまねる今までのやり方から、自分の言語筋肉を英語に必要なレベルまで発達させるザ ジングルズは非常に利にかなっているとご理解いただけるでしょう。
世界各地で言語教育に研究にかかわった後、日本に来て驚いたのは、まず、日本人の英語発音でした。英語の知識は持ち合わせているのに、話すとなると発音が原因でその力が発揮できない。これは大きな痛手です。日本語との発音を比較研究するにつれ、それはからだの発音器官とその相関筋肉の使い方が日本語と英語のネイティブとでは非常に大きく異なっていることがわかりました。英語と日本語の発音の違いは、肉体的な発達に大きく関連していたのです。
そこで日本人にまず必要なことは、英語を英語らしい音で話すために、勉強や知識ではなく、からだを使うとどうなるかを感じ、理解してもらうことであると考えました。それがいわゆる「通じる英語」を話し、聞き取るための最短の道である結論に至りました。
そこで私が開発したのが、ザ ジングルズによる発音筋肉強化とトレーニングです。ザ ジングルズは、1981年以来現場で実践され、その成果には目を見張るものがあります。人間の話す言葉には似通った点が多くあり、日本人にとって全く異質な言語などありません。自信と希望をもって取り組んでください。
多くの人々が、英語が母国語であるかどうかにかかわらず、国際的なテレマーケティング、市場取引、販売業など、英語力が求められる職業に競って就こうとしています。こうした業種の方には、ザ ジングルズを活用して英語の発音をさらにネイティブに近づけていただきたいと思います。
世界が巨大な一体化に向かって動いている中、「英語」は世界中で話される共通言語です。英語を話す場合、それが英語を母国語としない人々であっても英語としての音声上の規則(発音)は体得するまで練習されるべきです。他の言語からの母国語訛りが大きすぎると、英語を母国語とする人、しない人を問わず困惑が生じます。母国語を問わず英語でコミュニケーションを計るときは「適切な受け入れ範囲の発音」で 発音・聞き取りができることが必要不可欠と考えます。
英語を母国語としない人でも「相手に適切に受け入れられる範囲の発音」で話せば、英語の話し手も適切な発音のパラメーターを認識できます。ザ ジングルズの効果を利用すると誰でも「適切な英語の発音」を規定範囲のパラメーターに発達させることが可能となります。ザ ジングルズを通じた発音訓練では英語の標準的な美しい発音を身につけることができます。
アメリカ、イギリス、カナダ、南アフリカ、オーストラリア、ニュージーランドなど、どのような地域の英語を話す場合にもザ ジングルズを通じた発音訓練は効果を発揮します。ザ ジングルズを通じて皆様が自らの目的を達成されることを心より願っております。