なぜ日本人は英語が苦手なのか?筋肉を鍛えれば英語がこんなにうまくなる「英語革命 ザ ジングルズ」のご紹介①
自分の英語力に満足いかない人
発音の壁に悩む人
英語で仕事をする人
このような皆さんにぜひ読んでいただきたいのが、
「英語革命 ザ ジングルズ」Steve Walker(著)です。
今日は、この「英語革命 ザ ジングルズ」を
抜粋してご紹介させていただきます。
~発音がリスニング能力を上達させる
■まず発音、次にリスニング
発音というものは語学力のうちのほんの一部分である、そう考える人は多いでしょう。
しかし、発音は英語の力をつけるうえで非常に重要な要素を含んでいます。
ほとんどの日本人は気にかけたこともないかもしれませんが、まず注目していただきたいのは、発音がよいとリスニングが進歩するという点です。
「まず発音、次にリスニング」これは、英語学習における革命的な考え方といえるでしょう。
たとえば、英語のネイティブ・スピーカーは日本人とは口の動かし方が非常に異なるため、日本人には、ネイティブがいったいどのように口を動かしているのか想像することは難しいでしょう。
言葉を発するときにどのように口を動かしているのか、実はこれはリスニングにおけるポイントなのです。
発音訓練を行うことによって、このネイティブの口の動きを実際に自分で感じることができるようになります。
ゆっくりと、しかし確実に手応えはやってきます。発音訓練を続けるうちに、あなたはネイティブのように話し(発音し)始めることができるようになるのです。
着実に訓練が進み、自分の発音がよくなるにつれて、リスニングの能力は確実に強くなっていきます。
■なぜ日本人は英語を聞き取れないのか
ところで、ネイティブのリスニング力はよくて当然ですから、彼らは、なぜ日本人が言葉を聞き取れないのか、また理解できないのか想像もできません。
一例をあげましょう。みなさんのなかには、ジャパン・タイムズを辞書なしで読んで、その内容を90~95%、なかには98%、100%理解できる方もいらっしゃることでしょう。では、その同じ人たちが同じ内容のジャパン・タイムズを聞き取ることになったらどうでしょう。
おそらく、すべてを理解することは困難でしょう。なかには理解力が30~40%あたりまで落ち込む人もいます。
もちろん、その最大の原因は、音が聞き取れないことにあります。
なぜ聞き取れないのでしょうか?それは先ほど述べたように、ネイティブがいかに口を動かしているのかが理解できていないからです。
もう少し考えを深めてみると、その理由の一つとしては、口の動きをまねようとしても、ネイティブが英語で話すときに使う筋肉が十分に発達しておらず、ネイティブのように口が動かないためです。
これは腕立て伏せを20回行うだけの筋肉もないのに、100回やろうとするのと同じことです。
発音とリスニングには、肉体機能に基づく関係が存在しているのです。
語彙力についてもほぼ同じことがいえます。
発音がよくなると、語彙の暗記力が進歩します。
友達や仕事仲間と、複雑な数字のリストを英語と日本語両方でつくり、テストしあってみてください。日本語だったら簡単に覚えられることが英語ではいかにむずかしいか、ほとんどの人が実感するでしょう。さらに地名を20~30あげて同じことをやってみてください。日本の地名は簡単なのに、英語の地名は発音そのものでこんがらがってしまって覚えるのは不可能です。
このように、発音と語彙の暗記力は関連しているのですが、これらは、英語の力における発音の意味を簡単に述べたにすぎません。
発音と密接な関係のあるリスニングについて、もう少し深く追求してみましょう。
ご興味のある方は、こちらからご購入できます。
次回は、「文法や語彙は会話のなかで身についていく」をご紹介いたします。
どうぞお楽しみに。