日本人の英語が一番聞きやすい!?
「日本人の英語が一番聞きやすい」とは、
日本人からよく聞く言葉です。
それは、発音にしても話す内容にしても、
日本語という共通認識があるからです。
それならば、日本語を話せばすむことですね。
では、どうして英語を話そうとしているのでしょう。
日本語を話さない人とコミュニケーションをとるためです。
そのためには、日本語を前提としない英語を話すことが重要です。
ジングルズでは、そのための発音のひとつの基準として、
国際レベル(J-TEP87-88)を目標としています。
今日は私が海外のホテルで勤務していた時の体験談を
交えてお話を進めさせていただきます。
ホテルのレセプションにいると本当にいろいろな国の
お客様とお会いします。
ある国(平均J-TEP84.6)のお客様がいらしたときの
ことです。何度聞いても、対応したスタッフはお客様の
リクエストを聞き取ることができずに困惑していましたし、
お客様の声はだんだん大きくなってきました。
運良く、お客様と同じ国出身のAさんがいましたので、
その場は事なきを得ることができました。
そのスタッフが言うことには、
「英語じゃないかと思った」との事。
ところで、日本人の平均J-TEPも84.6です。
とても、人ごとと笑えませんね。
Aと知り合ったばかりのころ、うまくコミュニケー
ションがとれずにひどくもどかしい思いをした
こともありました。
疲れているときなどはAと話すのを多少おっくうにも
感じたものです。
理解してもらえないのはもちろんですが、
理解できないのも大きなストレスとなります。
人柄に関係なく悪い印象を残してしまったり、
能力とは関係なく良い評価が得られなかったりします。
こういう場面に何度か直面するうちに、
英語の中の「たかが発音」とはとても思えなく
なりました。
「発音に高い関心」を示してくださるザ ジングルズ
のクライアントの皆様とセッションでご一緒できる
のをとてもうれしく思っております。
AK