フランスでの発音分析
先週、フランスのリヨンで発音分析を行いました。
目的は、
フランス語版ザ ジングルズ 「Les Sonorettes 」の効果をいっそう高めること
及びフランス人向けの英語ジングルズの指導法をさらに強化することでした。
分析に参加してくれたのは、
リヨンを中心とする中南部出身者が10名、パリ出身が5名、北西部ストラスブール出身が5名です。
ザ ジングルズの発音分析では、
ネイティブと比較した場合のフランス,インド、イタリア、ロシア人の話す英語発音が大きな枠として「国際レベル、87.0」とされています。
ザ ジングルズインストラクターとして
フランス人、アラビア人、インド人、スペイン人,ロシア人など
ほとんどの国際レベルリストの方には指導経験があるのですが、
今回は、フランス人が国際レベルのメンバーであることを再認識する
非常に良い機会となりました。
島国の日本とは異なり、大陸における隣接地域からの言語影響も
大変興味深いものでした。
例えば、北西部出身者は、ドイツ語の影響を受け、
音声生産のエネルギー源は、胃のあたりで測定値は88に近くなります。
それに反し、
パリ以南の人々のエネルギー源は胸下部が中心となり、
測定値は87.2-87.5となります。
訓練方式で舌を噛むにも一苦労あり、TH音はほとんどの場合z音に聞こえます。
ご夫婦でも出身地や、思春期迄過ごした場所と時期により
測定値が大幅に異なる方もいらっしゃいました。
何よりも刺激となったのは、
参加者の方の姿勢と意識が、日本人のクライアントさまと同じで
非常に貪欲で高かったことです。
今回の分析は
フランス語版ジングルズ「Les sonorettes」にも大きく貢献することと思います。
YS