ニュージーランドの英語発音 2☆
こんにちは!
ニュージーランドでは、
3名の現地ガイドの方にお世話になりました。
皆さんニュージーランド国籍を持っていますが、
育った環境や経験が異なるため
「発音」、「話し方のスタイル」、「弁術」なども
それぞれ特徴があり、非常に興味深かったです。
先ずは、Fred。
Christchurch からMt.Cookまで案内してくれました。
彼はイギリス生まれですが、
13歳の時にニュージーランドに移住しました。
51歳でガイドに転向するまでは、
サックス奏者でした!
こちらに引っ越してしばらくは
慣れない表現と言い回しを覚え、
早く地元に溶け込もうと頑張ったそうですよ。
彼のイギリス発音は健在ですが、
ローカル色を維持するために
ニュージーランド発音を使っていました。
次は、
世界遺産マウントクックからフィヨルドランドまで案内してくれた
Jeffです。
彼はマオリで
常にマオリ語と英語で話してくれました。
マオリ語を守り伝えることが自分の役目と考え、
言語のみならず、文化習慣も大切にして育ち、
モアを絶滅に追いやったこと、森林伐採の責任を
今も強く感じているそうです。
文化伝統を引き継ぐという意識が高いため、
英語もスタンダードで非常に綺麗でした。
マオリ語は、日本語同様母音言語なので
音がすんなり入って来て心が落ち着きました。
3人目は、Paulです。
彼は生粋のKiwi(ニュージーランド生まれ育ち)ですが、
いつもイギリス人と間違われるそうです。
確かに滑舌も発声も文句無く、
プロのニュースキャスターの様でした。
その理由は??
実はガイドになる前は、
テレビ局でカメラマンをしていたとのこと。
(残念ながら若手プロデユーサーは、若手カメラマンと仕事をしたがる
という理由で30年勤めた局を辞めたそうです。)
それで、分かりました。
話すこと、メッセージを伝えることが仕事の
プロ集団の中で仕事を共にして来たので、
本人も雄弁な素晴らしい発話術を身につけたのだと思います。
(ご本人は、全く無意識だったそうですよ。)
皆さん観光国ニュージーランドのガイドというお仕事に
誇りを持ち、見事な情報を提供して下さいました。
「発音」と「話すことが仕事とする者」として
今回再認識したことは2点あります。
英語発音の子音が確立していれば目的とするネイティブ発音を
選んだり、切り替えたりすることが可能であること。
さらに、
環境に流されること無く
自分が希望とする話し方やスタイルは
洋服を着替えるかのように自分で選べるということです。
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クライアントの皆さまも
子音をしっかり発達させ、ご自分のスタイルを楽しみながら
確立なさって下さい。
YS