イギリス滞在記 その1
やっと秋らしい日が訪れました。
皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて、私は先日3週間ほどイギリスに滞在する機会を得ました。
およそ10年ぶりの渡英。
滞在中に経験したことや感じたこと等をここに記させていただきたいと思います。
ハート往路の機内にて
とある航空会社客室乗務員の機内アナウンス。
どんな英語が聞こえてくるか興味津々だった私の耳に届いたのは
非常に流暢な英語でした。
しかしながら、
ほぼ日本語の特徴そのままの英語で一瞬にして
日本語ネイティブの方だとわかるもの。
胸から上で生産される音、そして子音連続部に母音が入り込み
例えば、flight, demonstration, Heathrow など、
日本語の音声の組み合わせになってしまっていました。
少しだけでもお腹から音を出すことと、
息の流れの強弱を意識してくだされば、
あの流暢な英語がさらにすばらしいものになるはずと感じました。
次に聞こえてきたのは、
私の座席付近担当の乗務員(イギリス人女性)の英語です。
なんとも美しいイギリス英語!!
まず感じたのは英語音声の中で最も大切なもののひとつといわれている
S音がはっきり強く、しかも心地よく響いていること。
そしてイギリス英語独特の母音の音を中心とした全体としての
美しい響きにあらためて魅了されてしまいました。
ハートロンドンの街並みにて
ロンドンに到着。
各地からの観光客らしきたくさんの人ももちろんいましたが、
聞こえてくるのはたくさんのイギリス英語。
当然ながら小さな男の子も素敵な英語を話していて、
なんとも愛くるしい。
思わず「あんな小さな子どももしっかりイギリス英語を話すんだ!」と
あたりまえのことに感動してしまいました。
そして 街には親切な方々がたくさんいらっしゃり、
うれしい場面がたくさんありました。
私が地図を見ながらあたりを見回しているだけで、
あるいはスーツケースを傍らに少し立ち止まっただけで
“Are you OK?”
と声をかけてくださいます。
この “OK” の 母音にイギリス英語音の特徴がよく出ていて、
なんともやさしく心に響いてきます。
続く 。。。
MU