「ゆっくり丁寧に」と「普通の速さ」の違い
Greetings to all the Jinglers out there! ☺
もうほとんどの方がご存知かと思いますが、
ジングルズには「普通方式」 / 「 訓練方式」という2つの
方式の他に「ゆっくり丁寧に」(slowly and carefully) /
「普通の速さ」(normal speed)という2種類の速さが存在します。
簡単に言うと「ゆっくり丁寧に」のほうは文字通り単語一つずつを
繋げず丁寧に発音していくやり方です。普通方式でこの速さだと、
小さな子供にゆっくりと絵本を読み聞かせているような感じです。
反対に「普通の速さ」はネイティヴが日常会話で普段から話して
いるような速度です。あの速度の憧れを抱いている方もたくさん
いらっしゃるかと思います。
さて、ここまではなんとなくご理解いただけると思うのですが、
実際に
「では次はいよいよ普通の速さで読んでみましょう!」
と初めての方に言ってみると、「急いで読まなければ!」と突然
焦ってしまいそうになる方も少なくありません。
しかし、そうしたところでネイティヴのあの流暢さはなかなか
生み出せず、どこがどう違うのだろう…と首をかしげてしまいます。
当たり前ですが、ネイティヴが普段話している時は無理して
急いでいたりしませんよね。
むしろ、余裕な感じです…
実はあの流暢さは、速度ではなく、リエゾン(子音と母音の連結)と
重要でない母音が曖昧化され口の開閉運動が少なくなることにより
生み出されるのです。
ありとあらゆる体の動きを「省エネ」することにより、あくまでも
結果として速度が上がってしまっているだけなのです。
ザジングルズでは、まず初めは訓練方式に慣れていただくために
「ゆっくり丁寧に」から入りますが、それがある程度定着してくると、
より実践に生かせるよう少しずつ「普通の速さ」も導入され、最終的
には全てのジングルを両方の速度で言えるよう訓練していきます。
まだワークシートが「普通の速さ」に差し掛かっていらっしゃらない
クライアントの皆様、これからもっともっと興味深い内容が出て
きますので、もう少しだけ根気よく続けてくださいね!!
NH
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全くの余談ですが、例えば同じアメリカでも地域によってアクセント
だけではなく喋る速度も多少違なります。
田舎や温かいところに住む人はゆっくりめで、都会で寒いところに
住む人たちは早めに喋る傾向があるそうです。^^