H-dropping
Greetings to all the Jinglers out there! ☺
前回書かせていただいた記事で、ジングルズを2つの
速度で訓練するお話をさせていただきました。
普通の速さでは様々なリンキングや曖昧母音が登場し、
同じ文章を読んでいてもゆっくり話す時とは体の動きは
もちろん音も異なってきます。
このような変化の中でも、少し特殊なもので
H-dropping
と呼ばれる現象があります。
ワークシート50番台のジングルズを練習されている方は
既によ~くご存知かと思いますが、例えばJingle B に
出てくる”for he” (fɔ☆ hi) の箇所のhが早くなると
消えてしまい、fɔRiの発音になります。
このように、英語ではしゃべる速度が上がると単語の
出だしのh が消えて直前の単語と音が繋がってしまう
ことがあります。
h から始まる単語は全てというわけではなく、
H-dropping が適用されるのは
he / his / him / her
の4つが一番一般的で、
その他に「補助的な役割しかしていない場合の」
have / has / had
こちらは省略の形で適用されることがあります。
e.g. could have → could’ve
更に、綴りだけみるとh から始まってはいないのですが、
同じく補助的な役割をしている
who
のh の音も消されて
しまうことがあります。
上記に挙げた単語については方言やアクセントに関わらず
ほぼ全ての英語圏で使われていますが、極稀ではあります
が、なんと全てのh を消してしまう地域もあるそうです!
始めのうちは慣れなくて、くじけてしまいそうにもなるかも
しれませんが、ネイティヴは日常的にこれを用いているので、
ザ ジングルズの「言えない」=「聞き取れない」の観点から
みると、こういった細かなところを練習していくかいかない
かで、ご自身の発音や流暢さのみならずリスニング力にまで
大きな差が出てくるのだと思います。
ですから皆さん、くじけずに頑張りましょう!!!
因みに、H-dropping と少し似た現象でTH-stopping と
いうものもありますが、これについてはまた別の機会に
お話ししますね^^
NH