イギリス滞在記1『私が好きな英単語編』
先日10日間ほどイギリスへ行ってまいりました。
その時に経験したこと、感じたこと等を記させていただきたいと思います。
よく知人から「イギリスが好きなのですよね」と言われますが、
正確に言うと私が好きなのは「イギリス英語の音」。
グローバル言語ともいえる英語ですから、世界中に様々な英語が
存在します。もちろんどの英語がよいとか正しいということは全くなく、
それぞれが尊重されるべきものと思います。
ただ私はイギリス英語の音を耳にすると、とても落ち着き癒されます。
音楽の好みが人それぞれなのと同じような感覚でしょうか。
そこで今回は、滞在中イギリス発音で耳にし、心地よい思いをした
単語のうち代表的なものを5個ご紹介させていただきます。
1. schedule
飛行機内の機長アナウンスの中でなんとも心地よく響いた単語。
この単語はアメリカ音とはだいぶ異なる発音になる点も特徴的です。
(例)“We estimate our arrival in London, Heathrow Airport on schedule.”
2. there
この単語の語尾の発音が大好きです。場所を表すときによく使う “It’s just over there.”
などは何度聞いてもいつも美しく響きます。(因みに料理研究家Jamie Oliverが
発音するこの単語の音が今までで聞いた中では最高です…)
3. tomato
初めてイギリスへ訪れた時、アメリカ英語との発音の違いを知って驚いた語。
その時の私の発音が異なって響いたらしく、「アメリカ風の発音ね」と
言われたことが印象的です。今回はホームステイ先でたくさんトマトを栽培して
いて、家庭菜園についての会話の中で何度もこの発音を耳にしました。
私にとってはある意味思い出深い発音です。
4. can’t
イギリス発音とアメリカ発音との違いとして最もよく例にあげられる語では
ないでしょうか。定番ではありますが、この発音が聞こえてくると
「ああイギリスに来たな~」という思いに浸れる語でもあります。
5. madam
ロンドンのホテルに数日間滞在しました。ホテルスタッフの方々は客と話すとき
頻繁にこの語を使います。最初の母音はイギリス発音では比較的やわらかく発音され、
やさしい響きになります。私のホテル滞在のひと時をより和やかなものにしてくれました。
いかがでしょうか? ここでは音声をつけてご紹介できないのが残念です。
イギリス音をご想像いただきながらお読みいただけると幸いです。あるいは、
Oxford Learners’ Dictionaries (http://www.oxfordlearnersdictionaries.com/ )
などで聴き比べていただくのはいかがでしょうか?
MU