インストラクターの声 2
皆様、こんにちは!
今回は、前回に引き続きクライアント様別の
「インストラクターの声 2」をご紹介させていただきます。
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クライアントN様
弱あいまい母音はネイティブと同様のレベルで息を吐きつづけて生産して
いただくと言うことを念頭にご指導させていただいた。
43-1のJingle A訓練方式普通の早さの導入では、訓練方式では、
からだの深い部分を使っていきながら速度を徐々に上げるような流れで進めていった。
ご本人も深い部分を使いながら動きの速度を上げたり、
細かい動きに対応していくという感覚がわかったとおっしゃられていた。
クライアントS様
筋肉強化レベル受講中。セッション開始時にS音が苦手とおっしゃるので、
その意識を取り除いていただくため、S音を中心にご指導させていただいた。
S音生産時の深さが少し足りないことと、その後の母音の発音時に口を
動かそうとし過ぎたり、息が吐き切れていないことに原因があるように
思われた。そこで、口を動かす必要はない事および息は途中で止めずに
吐き切るよう意識することをお伝えした。
最初の時点よりはだいぶ深みが増してきている様に思えた。
クライアントY様
国際レベル目標。全体的にS音や強あいまい母音の生産時に胸を使い、
浅いところからの発声になっていた。まずは意識的に腹筋に集中し、
のどや胸のことを考えないよう努力することを改めてお伝えした。
辛抱強く腹筋への意識集中に取り組んでくださり、「腹筋が疲れました」
と言っていただくに至った。
クライアントS様
レベル89の方。Series C のご指導。普通方式とはいえ、腹筋の根が抜ける
わけではないことをご意識いただいた。この声かけだけで都度深いところへ
戻してくださった。また、ご本人独特のリズムをお持ちで、すべての語に
同じ強勢を置く傾向がおありのご様子で、単語には弱く発音されるべきものと強いものが
あることをご理解いただき、少しずつ改善してきている。
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錦織圭君、応援しています!
錦織圭が、全豪オープンでベスト8になりました。
ご本人もベスト8が当たり前になったと言っている通り、
4大大会で日本人の錦織圭が優勝する日も近いと思われます。
世界の強豪相手に堂々と戦う姿は本当にかっこいいです!!
今日は、国際舞台で活躍する我ら日本人の誇りである
錦織圭の英語について、カード会社のcmを例にお話しします。
“Maybe it doesn’t sound so important, but for me,it’s very important.
I think imagination can change the future.
Yeah, I think so.
I visualize the game plan before the match.
Seed the future.
I have Jaccs Card.”
とても堂々としていて流暢に聞こえる圭君の英語ですが、
大きな間違いが2つあります。
最初の”it”が”it’s”と発音されています。
また、THの音がすべてsで発音されている点では、日本人英語の
域を出ていないと言わざるを得ず、とてももったいないです。
ザジングルズの発音矯正では、圭君のように一見流暢に
聞こえるかもしれないが実はネイティブとどこか違う…
その「どこか」に科学的にアプローチ、クライアント様の英語を
よりかっこよくネイティブレベルにすることを可能にするメソッドです。
快進撃を続ける錦織圭君は日本人の誇りです。
これからもずっと応援していきます。
AST
インストラクターの声 1
皆様、こんにちは!
今回は、前回ご紹介させていただきましたインストラクター報告書の中で
報告された、クライアント様別のインストラクターの声をご紹介いたします。
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クライアントN様
今回初めてご指導させていただいたが、ユニット21-1で弱化が
お出来になることを確認できたので、その後のJingles CとDでも、
単語内の弱化も含めすべてを盛り込んでご案内した。
ご本人も肋間筋音がまだ出ないとおっしゃっていたが、ときどき
有声化が出来ていらっしゃる。そのときは「今出ていました」と
ご指摘し、引き続きSのお身体で舌むずむずというお体の動きを
続けていただくと成功する確率が上がってくるということをお伝えした。
クライアントK様
一か月前に担当させていただいたときは、すべてが鼻にかかっていた
のがうそのように、上手になっていらして驚いた。33-1では、ジングルズ
A-Eを聞かせていただき、やはり上手になっていらっしゃるのを再確認。
弱化もすべて盛り込んで、かつセグメントを長くし、国際レベルはもちろん、
ネイティブにさらに一歩近ずいたところまでご案内できた。
クライアントF様
開始直後は声が大きすぎ、力が全体的に散らばっていたため、深さを追求し
力を不要な部分では力をぬいていただいた。これにより、セッション中〜後半
では声は小さくなり深い部分を使えるようになってきた。S音がまだ胸あたりで
詰まっているので力を抜いてお腹まで落としていくようにしていただいた。
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〜インストラクター報告書〜
皆様、こんにちは!
ザ ジングルズのインストラクターたちはご指導に
あたった後のセッションの結果を必ずカルテに
記入し、毎回の発達度を確認しております。
発音分析はもちろん、応用スピーチ力やリスニング力、
次の担当の伝達事項も書き込み、対処法や指導法の方向
転換の必要性など詳細事項の打ち合わせを行っています。
今回は、実際のインストラクター報告書をご紹介させていただきます。
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インストラクター自己診断報告書
— 別紙の各項目を必ず復唱、確認の上、□にチェックをつけてください。 —
共通 □マニュアルレベルの敬語 / 日本語の言葉使い
□礼儀をわきまえた英語表現
セッション前 □服装、身だしなみ
□名札
□カリキュラムの確認
□配布物の確認
□クライアントの情報把握
□疑問点の解決
セッション中 □敬語
□声の大きさ
□姿勢
□挨拶
□クライアントの健康状態の確認
□具体的な説明
□水の取り方の説明
□鏡の説明
□自信
□笑顔
□Basic Expressions
□説明は最少限に押さえる
□クライアントに十分なトレーニング時間を与え、動きの定着に徹底した
□クライアントの目標を意識、加味してセッションを行った
□インストラクター自身の発音・抑揚・表現、癖など指摘された内容の改善をはかる
セッション後 □レポート記入
□オフィスへの報告事項
本日のセッション(各クライアント別)
・良かった点
・前回と比較し改善された点
・次回担当インストラクターへの申し送り
・オフィスへの連絡事項
日付:
インストラクター名:
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クライアント様のお力を最大限に引き上げあるため、
ザ ジングルズは、これからも尚一層の努力をして参ります!
次回は実際に報告書に書かれた、インストラクターたちの生の声をお伝えします。
YS
<音子>の概念
こんにちは。
今日は、<音子>という概念の発見によりもたらされた
スピーチサイエンスの新しい見地について皆様にご紹介いたします。
<音子>の概念は、発話運動制御と音声知覚の研究に革新をもたらしました。
発話運動制御と音声知覚の分析に携わるスピーチサイエンティスト、
ネイティブのような発音を指導する立場にある外国語教育に従事する教育者、
そして、限りなくネイティブに近い目標言語の発音を身につけることを望む学習者、
これら全ての方々にとって、<音子>の概念は極めて重要な意義を持ちます。
一つに、<音子>の概念を基にして目標言語の発音に関する発話運動制御能力を
数学的に定量化する公式が導出されたことがあります。この公式を使うことよって、
異音子の発達段階を一定の基準に基づき測定することができるのです。
<音子>の概念は、このような客観的な分析に有用であるのみでなく、
言語の保存という主観的な分野にも意義を持ちます。植物や動物の種を絶滅から
守るのが私たちにとって大切であるのと同様に、現存する多種多様な言語や方言の
音韻を分析し保存するための手段を持つことが大切であると、私は感じています。
ザ ジングルズの公式や発話のジェスチャーの数値化という客観的な尺度を利用する
ことによって、発話運動制御研究の応用分野である言語の保存や語学教育という
主観的な分野を開拓していくことが、私、そして私と志を同じくする
ザ ジングルズメンバーの皆様の役割なのです。
スティーブ ウォーカー