インストラクターの声
【blog】中学生目線のジングルズとは?
埼玉県の西武台新座中学校にて、中学1年生と2年生の
生徒様にジングルズをご指導させて頂き、今年で2年目になります。
先日生徒様に「ジングルズってどんなイメージですか?」と
お聞きしたところ、瞳をキラキラさせながら元気いっぱいの声で
以下のような返答がございました。
*お腹が痛くなる
*疲れる
*将来何の役に立つのか考えると「神秘的」
*知ってる人が少なそう
*体調によって楽しい時がある
*将来の仕事に役立ちそうで楽しい
*外国人と話す時、不安がらず話せてよかった
*発音することが楽しい
*英語を身近に感じるようになった
*よく分からない
*将来の仕事と繋がりそう
*通訳になりたいので、ジングルズが楽しい
各生徒様により感じることは様々なようですが、ジングルズに対して
何の先入観もない青少年には、ジングルズは彼らの可能性を無限大
に引き出す玉手箱のようなものなのかも知れませんね。
SY
歌っている時だけアクセントが消える不思議な現象
私は歌を歌うのが好きで、若い頃はよく友人と
カラオケに行きました。
日本人の訛りがまだ抜けきっていなかった当時、
ネイティヴの友人から「歌っている時は何故か
訛りが抜けるね」とよく言われましたが、今回
それを立証できるかもしれないとても興味深い
記事を見かけました。
TodayIFoundOut.com からのWhy British Singers
Lose Their Accents When Sing というタイトルの
こちらの記事では、イギリス人アーティストが歌って
いる時だけイギリス英語のアクセントを失うという
不思議な現象について書かれています。
http://www.todayifoundout.com/index.php/2013/
08/why-british-singers-lose-their-accent-when-singing/
________ 記事の内容を簡潔にまとめると ________
1.イギリス人歌手の多くは普段しゃべっている時は
とても強いイギリスアクセントがあるのに、歌っている
時だけ標準的なアメリカ英語に近くなる。
2.標準アメリカ英語というものは英語の中でも一番
中性なものらしく、イギリス人に関わらず地方訛りが
あるアメリカ人や、オーストラリア人歌手や、英語圏で
ない外国人歌手も歌う時はアクセントが無くなる。
3.これらの歌手は特にアメリカ英語で歌おうなどとは
意識しておらず、自分たちですらアクセントが無くなって
いることに気づいていない...
4.この現象が発生する理由について北アイルランド出身の
言語学者/作家 David Crystal はこう述べている。
● 曲のメロディが発音と同じぐらい重要であるイントネーション
を取り消してしまっている
● そして曲の拍子がスピーチのリズムを取り消してしまっている
● 上の2つの現象が起こると、歌い手は曲調に従って音節を
強調せざるを得なくなり、自然と母音が長くなる
● また、歌っている時のほうが話している時よりもたくさんの
息が必要となることから、体内の空洞が拡張し、声質に変化をもたらす
________________________________________________________
もちろんカントリー、Hip-Hop、また一部のイギリス人
アーティストの中にはわざとアクセントをなくさないように
心がけて歌っている人もいるので、特定のアクセントを真似
しようとしているわけではない方は聞き真似は避けたほうが
良さそうです。
どこからどこまでが正論なのかはわかりませんが、日本語を
話す時に使う筋肉と英語を話す時に使う筋肉が違うことは
ザ ジングルズでも常識ですし、発音矯正で腹筋の使い方を
指導されることと、歌手のボイストレーニングなどで腹筋の
使い方が指導されることが、「発音」という一つの観点に
置いてほんの少し現象がかぶっているのかなぁとも思いました。
歌をやっていて腹式呼吸に慣れているので訓練方式に慣れやすい
というお声も一部聞いたことがあります。
実験的に自分が英語の歌を歌っているのを録音し、普通に話して
いる時の発音と聞き比べてみると面白いかもしれませんね...
やってみた方は是非結果を教えてください。(0_o)
NH
これからの日本を変えていく人材
Greetings to all the Jinglers out there! ☺
ザ ジングルズには本当に様々な分野でご活躍されている方々が
クライアント様としていらしてくださっています。
一人ひとりが私たちの大事なお客様ですが...その中でも
私が毎回とてもとても楽しみにしているのが、西武台中学校の
1年生と2年生のセッションです。
今年度中学校でジングルズを教えさせていただく機会を頂き、
どきどきワクワクの気持ちで初日を迎えましたが、あっという間に
もう2学期になってしまい、最初はこちらの様子を探っていた(?)
生徒さんたちもとてもなついてくれて、授業と授業の間の休み時間に
皆さんとどんなおしゃべりができるか楽しみで仕方なく、
教室に向かうのもついつい急ぎ足になってしまいます♪
そしてやっぱり一番はやりがいです。
まだアルファベットを読むのもままならないような生徒さんたちなのに、
発音がみるみる良くなっていく...というとても私が学生だった時代では
考えられないような不思議な光景を目の当たりにしています。
私の世代ではまずは読み書き、そして少しずつリスニングやスピーキングに
慣れていき、発音なんか最後の最後でどうでも良い、というような考えが
結構当たり前だったので、「こんなやり方もあるんだ!」と教えている
自分でさえ目から鱗です。それに皆さんお若いので上達速度もかなり早いです!
「あぁ、日本の未来はこういう子たちが担っていくんだなぁ...」と
将来が明るくなったような気がします。そしてその子たちを教えるという
自分の立場に対して、責任感と誇りを同時に感じています。
西武台の生徒さんたちのように、銀座や鶴見だけでなく、海外や日本の
あちこちでジングルズを学んでくださっている方が大勢いらっしゃいます。
これから日本でも発音に対する意識がどんどん高まっていき、世界で
活躍する日本人が将来もっともっと増えたらいいなと思います。
普段のプライベートセッションや在宅トレーニングでは、独りを感じる
ことが多いでしょうが、今この瞬間同じ志で同じ努力をされている方が
たくさんいらっしゃいます。一致団結の精神でこれから日本人が
もっともっと世界で誇れる人種になれるよう、変わっていきましょう!^^
NH
H-dropping
Greetings to all the Jinglers out there! ☺
前回書かせていただいた記事で、ジングルズを2つの
速度で訓練するお話をさせていただきました。
普通の速さでは様々なリンキングや曖昧母音が登場し、
同じ文章を読んでいてもゆっくり話す時とは体の動きは
もちろん音も異なってきます。
このような変化の中でも、少し特殊なもので
H-dropping
と呼ばれる現象があります。
ワークシート50番台のジングルズを練習されている方は
既によ~くご存知かと思いますが、例えばJingle B に
出てくる”for he” (fɔ☆ hi) の箇所のhが早くなると
消えてしまい、fɔRiの発音になります。
このように、英語ではしゃべる速度が上がると単語の
出だしのh が消えて直前の単語と音が繋がってしまう
ことがあります。
h から始まる単語は全てというわけではなく、
H-dropping が適用されるのは
he / his / him / her
の4つが一番一般的で、
その他に「補助的な役割しかしていない場合の」
have / has / had
こちらは省略の形で適用されることがあります。
e.g. could have → could’ve
更に、綴りだけみるとh から始まってはいないのですが、
同じく補助的な役割をしている
who
のh の音も消されて
しまうことがあります。
上記に挙げた単語については方言やアクセントに関わらず
ほぼ全ての英語圏で使われていますが、極稀ではあります
が、なんと全てのh を消してしまう地域もあるそうです!
始めのうちは慣れなくて、くじけてしまいそうにもなるかも
しれませんが、ネイティヴは日常的にこれを用いているので、
ザ ジングルズの「言えない」=「聞き取れない」の観点から
みると、こういった細かなところを練習していくかいかない
かで、ご自身の発音や流暢さのみならずリスニング力にまで
大きな差が出てくるのだと思います。
ですから皆さん、くじけずに頑張りましょう!!!
因みに、H-dropping と少し似た現象でTH-stopping と
いうものもありますが、これについてはまた別の機会に
お話ししますね^^
NH
ジングルズクライアント様像
ジングルズのクライアント様をご指導させて頂く中で、
日々感じますことは、クライアント様の「意識の高さ」です。
受講目的は留学や資格試験を控えてらしたり、社内会議や
プレゼンテーションのレベルアップ、またクライアント様の
ご職業も通訳、英語教師、アナウンサー、弁護士など様々では
いらっしゃいますが、共通して皆様ご自分の目標対する意識
レベルが高く、毎回真摯な態度でセッションに臨まれている
ことに感心致しております。
そのようなクライアント様の真剣な姿勢が、ジングルズ
クライアント様の全体像を醸し出ているようにお見受けします。
ですので、数多くののクライアント様とお会いしてまいりましたが、
どこか皆様似た雰囲気をしておられるように感じます。
例えば皆様...
*冷静で落ち着かれた態度
*言い訳や逃げ道を作らない
*論理的に全体像把握し、今の課題に集中
*将来の目標設定の明確さ
先日、来週から留学されるクライアント様とご一緒した際、
「何の不安も感じてないんですよね!」と仰った笑顔がとても
印象的で、ジングルズのクライアント様らしいなと思いながら、
その晴れ渡った笑顔を拝見しておりました。
素晴らしいクライアント様が創り出すジングルズのムードに、
私の背筋も自然と伸び意識レベルも高まります。
SY