クライアント様カルテ
*トレーニングカルテのご紹介*
皆さま、こんにちは☆
本日も前回につづき、
ザ ジングルズのインストラクターが
レッスンの際に作成しております
トレーニングカルテをご紹介させていただきます!
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〜 M 様 の トレーニングカルテ 〜
① ”th”で舌をかむときに、
跳ねたり滑ったりの傾向があるご様子。
まずは「腹筋をセットしてから噛んでおさえて音を出す」ことをご指導。
何度かお声かけするうちに、
– 「舌を噛んだ後は特に引いたりの動作はいらない
– 「舌は何もせずそのままの状態で良い」
– 「お腹に力を入れながら噛むことのみに集中」
上記を繰り返していただくようにしたところ、改善がみられた。
しかし、安定まではもうしばらくの慣れが必要と思われる。
② ” surly” で口を開いてしまうことがあり、
「Sで力を入れたときの反動にご注意」いただくことですぐに改善した。
③ ” blinded ” の発音のお直しをしているときに
ふっと肩の力を抜いてくださった瞬間があった。「それです!!」と
お声かけしたところ、ご本人もハッとされ、納得されておられた。
④ 本日の私自身における最大の収穫は、
「腹筋を締める、力を入れる」よりも
「肩の力を抜くこと」に意識していただくことのほうが
M 様にとって有効であることが分かった。
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それでは、次回のスタッフブログをお楽しみに!
インストラクター MU
☆トレーニングカルテのご紹介☆
皆さま、こんにちは(^^)
ザジングルズでは、
クライアント様毎にトレーニングカルテを作成し、
それぞれの発音レベル目標にできるだけ早く到達できるよう、
インストラクター共々、使命を持って日々努力を積み重ねております。
今日は、そのトレーニングカルテの
一部をご紹介させていただきます。
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〜 K 様 の トレーニングカルテ 〜
1. 久しぶり(約3年ぶり)のご継続とのこと。
テキストの続きではJingle B ~であったが、
感覚を取り戻していただくために、
ご了解を得たうえで一つ戻り
Jingle A から再開させていただいた。
2. 最初はなかなか腹緊への集中意識を
取り戻せないでいらしたので、
小さい「ゥ」を弱く深く音出しいただき
Jingle A/B…につなぐことから始めた。
幸いセッション終了までには、
かなり腹筋の感覚を取り戻して頂けたと思われる。
3. over の V で下唇を噛むことで
音声生産も上に移動してしまう。
「お腹で噛む」ようお願いすることで改善。
4. ☆印を見たら「お腹の奥の一番深いところから音を絞り出す」と
ご説明したところ、安定した強あいまい母音を出してくださった。
5. 語尾のS発音時に母音がついてしまう。
「最後まで腹筋を緩めない」ことをご案内し、
緩めると母音が入ってしまうことを実際に体感いただいたところ
改善が見られた。しかし、単語の最後だけを強調し過ぎてしまう癖が
まだ残っており、今後の指導課題である。
6. 速度調整の導入にあたり、「速度が上がるということは
それだけ深さと腹筋の力の安定が必要である」ことを
繰り返しご説明した。
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〜 H 様 のトレーニングカルテ 〜
1. 英語が流暢に口から出てくるが、
全体的に速度に頼り過ぎて腹筋への意識が弱い傾向にあった。
繰り返し腹筋を動かしていただくこと、
その意識をより高めていただくことを本日の目標とした。
2. SH音が弱かったので、息をすべて勢いよく吐き出すこと、
それと同時に腹筋への意識も切らさないようお声かけ。
少しずつ改善しつつある。
3. L音、特に taillight で腹筋がぶれること多い。
さらに腹筋の深いところを意識いただくとともに、
「舌や口のことはいったん忘れて何にもしない」よう努力いただいた。
このあたりから少しずつ違いを実感されてきたご様子。
4. five のV音等で下唇を噛むと腹筋の根が抜けてしまう。
ここでも「腹筋に意識を戻してそこに力を込めたまま緩めずに」
下唇を噛むようお声かけ。ご自分で気づいて直してくださることが増えてきた。
5. 約40分経過したあたりで「疲れました」と
おっしゃるほど熱心に取り組んでくださった。
6. Jingle H の訓練方式
“S音” → ”強あいまい母音” → ”8ミリ母音(after など” →
→ “子音連続の注意点(drank, drunk など” → “えくぼ音” → ”ピッチ変化”
と、徐々に導入することですべてをしっかりと取り入れていただけた。
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それでは、次回のスタッフブログをお楽しみに!
1人1人に合ったご指導
皆様、こんにちは!
毎日さまざまなクライアント様をご指導させていただく
インストラクターにとって、”指導”の仕方はひとつではありません。
どのようなクライアント様に、どのようにご指導していくか。
今回はその一部をご紹介したいと思います。
<A様の場合>
とても熱心で、セッションに臨む態度も積極的なA様。
しかしその熱心さが逆に身体を力ませ、発音力が中々向上しません。
こわばらせた身体のままではうまく発声できないので、A様には
まず深呼吸をしていただき、落ち着いた頃合いを探りつつ
レッスンを開始するようにしました。
また、発声の様子をビデオ撮影をして、どのような姿勢で、
どのように力んでしまっているのかを客観的にみていただきました。
<B様の場合>
何度も発音し、身体に動きを覚え込ませる目的で同じ部分を繰り返し
ご指導していると、「早く次に進んで情報をどんどん欲しいです。
ポイントさえ押さえてもらえれば、練習は自宅でできます。」と
おっしゃるB様。
そう思う気持ちはとても分かります。B様のお気持ちを汲み取った上で、
ページを早く進めることより、そのページで練習しなくてはならない
新しい動きや、その新しい動きと今まで体得されてきた動きとの連動の
重要性をお伝えしました。
また、ワークシート全体を参照しながら今後の方向性を示し、そのために
今の基礎発音力を確実にすることが必須であるとご説明しました。
<C様の場合>
無口で、指導にも無関心な様子のC様。
しかし無口ながらも熱心に発声され、ご自分でいろいろな身体の動きをしながら
探っているご様子。こちらも一方的に長く説明するのではなく、手短な指示と
的確なコメントでテンポよくセッションの流れを作っていきました。
<D様の場合>
発音がうまくいかない1カ所にこだわってしまうD様。
その気持ちを理解しながら、「ジングルズでは、その1つの語を言えるように
なるのが目的ではなく、全体の流れの中で、身体の動きの連動発達をさせることが
目的のため、全体を通してその箇所も体得していきましょう!」とご指導しました。